映画の素晴らしさ

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映画とはエンターテイメントの集大成

エンターテイメントにもさまざまなものがあります。私たちはそれぞれ違った楽しみ方をすることができますし、ある特定のエンターテイメントに傾倒したりする人もいます。

この世のすべてのエンターテイメントを網羅するためには、私たちはとてもではないですが時間が足りないのではないでしょうか。私たちを取り囲むさまざまな芸術は、膨大な量に及びます。例えば、世の中に存在するすべての「音楽」の総再生時間は、気の遠くなるようなものでしょう。生きている間にこの世のすべてを知ることはとてもできないのが私たちです。私たちには人生という限られた時間があるのです。

芸術は私たちの精神性をそのまま反映するものです。私たちは常に何かを考えています。同時に、何か心に感じるものがあるのです。精神を常に平静に保つことは難しいものです。私たちの持つ「感情」は、ときに私たちの「行動」や「言動」を支配することがあります。落ち着いて考えてみれば違った結果が生み出せたかもしれなかったということは、誰にでも経験があることなのではないでしょうか。私たちはそのようにして思考と精神によって文化を、文明を築きあげてきたのです。すべての芸術は、思考よりも精神から生み出されたという側面が強いでしょう。私たちの心の中だけに留めておくことができない「想い」が、具現化して芸術になります。そしてそのようにして「心」で作られたものは、それに触れる誰かの「心」をも動かすのです。

文明があって文化があるのは明白です。ですが、どのような時代も、どのような文明であっても、私たちに心がある限り、芸術は生まれ続けるのでしょう。私たちに心がある限り、芸術を楽しむという行為はなくならないのでしょう。だから「人生」は、「人」は、「人間」」は、「楽しい」のです。素晴らしいのです。

そのような人の素晴らしさを凝縮した集大成が、映画であるといえます。映画はあらゆるエンターテイメント、あらゆる芸術の集合体です。衣装ひとつ、小道具ひとつとってもそれは素晴らしく、約2時間という時間で私たちはそれらを一気に、しかも自然なカタチで楽しむことができるのです。音楽と演技、そして風景、物語、衣装など、あらゆる芸術がひとつの作品としてまとまっているのです。自然に観て楽しんでいる作品のひとつひとつが、そのようなさまざまな芸術を内包しているということです。

私たちはそれらに触れる度、新たに心に何か感銘を受けます。それらに触れる度、自分の中の心の何かが上書きされていき、その後の考えや行動に影響します。モヤモヤしていた気持ちが晴れたり、悩んでいたことに答えを見出したり、私たちは芸術から額面以上のものを得ることができるのです。「あの登場人物のように」とか、「あの映画のように逆境を跳ね返す」であるとか、とにかく自分のために何か収穫があるものなのです。

世の中の映画のすべてを誰もが観ることはできないでしょう。人生の中でどのような作品に出会えて、どのようなことを感じるか、どのようなことを考えるのかは人それぞれでしょう。ですが、映画は沢山世の中に存在していて、私たちは簡単にそれらに触れることができるのです。

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